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江南水郷六大古鎮のひとつ「烏鎮(うちん)」。1300余年の歴史があり、昔ながらの風情が色濃く残っており、数ある水郷古鎮のなかでも特に上海人に大人気のスポットです。網の目のように流れる小運河を眺めながら、石畳の小径をつなぐ古風な石橋を渡るだけで、ホッと落ち着く気がします。「烏鎮」は、東柵景区と西柵景区の2つの街に分かれており、特に東柵景区に観光スポットが多く集まっています。街歩きと、古運河遊覧。水郷古鎮ならではの、マストな楽しみ方を押さえた1日観光です。
古運河遊覧で、風光明媚な風景を堪能
大きく「烏鎮」と書かれた門、ここが「東柵景区」の入り口です。 入り口から一歩中に入ると、まさに「江南水郷」の世界が広がっています。運河沿いに柳の木が植えられていて、運河の流れと風に揺れる柳の枝が風光明媚な風景を醸し出しています。まずは、手漕ぎの小舟に乗って古運河遊覧を堪能。ゆったりと進む舟に身を任せていたら、まるでタイムスリップした気分に。頬を伝う風も心地よく、すっかり「烏鎮」ファンになってしまいました。
博物館巡りで、烏鎮の民俗を知る
次は舟を降りて、街歩きを楽しみます。「烏鎮」の東柵景区には、小さな博物館がたくさんあります。まず立ち寄ったのが、「江南百床館」。明から清、近代のベッドが展示されている博物館で、その目玉は「紅木」と呼ばれる高級木材を使ってできた逸品ベッドです。天蓋付きのベッドなどもありましたよ。また次に訪れた博物館はとても興味深い展示品が多くありました。そこは、「烏鎮民族風情館(烏鎮民族館)」。清朝末期から民国時代までの烏鎮人の結婚出産の儀礼や風俗を知ることができます。
お酒好きには堪らない? 地酒の酒造場
街を歩いていると、どこからか酒粕の香りがすると思いきや、次に行くのは「三白酒作造 (三白酒酒造)」。実はここで烏鎮の地酒「三白酒」の製造、販売を行っています。三白酒は、なんとアルコール度数55度! 製造の過程を見る事ができますが、木の桶を使っていたり、薪で火をおこしていたり、昔ながらのシンプルな醸造をしているようでした。ここまで見たら、気になるのがお味の方ですが…、もちろん試飲もできます。口に含むと一気にガツンと刺激が来る、強烈な香りに参ってしまいました。
次は、「藍染め作業場」の見学へ。烏鎮のお土産としても有名な藍染め布。藍色の生地に白い小さな菊の花が特徴です。日傘、バッグ、帽子など、すべて手作り。素朴で温かい雰囲気をかもし出しています。最後に「茅盾記念館(文豪「茅盾」の記念館)」に案内してもらいました。茅盾は、中国有名現代作家の一人です。小説『子夜』、『虹』、『蝕』三部作などが代表作として知られています。
烏鎮の素朴な味覚に、舌鼓を打つ
旅の最大の楽しみといえば、食事。今回のお昼ご飯は、烏鎮ならではの素朴な料理を食べさせてくれるレストランでした。野菜をさっと炒めたものや、豚肉の煮込み(少し、角煮のような味わいでした)など、「おばあちゃんの家」で食べた料理を思い出す懐かしい味わいに、大満足です。
また、街並みには、笹団子や麦芽糖(麦芽飴)など名物のお菓子を売るお店がありました。なんと、店先で実際に作っているところが見られて、ついつい購入。とくに、おばちゃんが手で伸ばして作っていた麦芽糖は、子供の頃に食べたお菓子の味にそっくりで、思い出がこみ上げてきました。烏鎮……、日本の田舎に通じるところがある風情ある街並に魅了されてしまいました。































